少しだけ蛇沢沼登山口から登ってみましたが、エゾハルゼミ [Terpnosia nigricosta] がうるさすぎます。
沼を眺めながらお茶休憩していると、東北森林管理局の職員と作業員の一行に出会いました。 この周辺の国有林伐採(択伐)の準備に来たとのこと。
「蛇沢沼〜大谷地は八幡平北面では野鳥の宝庫ですよ」と説明すると、「野鳥環境・野鳥観察の邪魔をすることになって申し訳ない」と謝られました。いや、国有林を森林管理局が伐採するのは当たり前の業務で逆にこちらが恐縮した次第。
戦後、この一帯をブナ・ミズナラで更新せず、カラマツを植えてしまったのは今から思うと失敗だった、ということも話していました。
年配の作業員の方と昔の八幡平談義。キャリア組と覚しき若い女性の管理局職員は興味深そうに聞いてくれました。四手井綱英先生の著書の話を振ったらしっかり反応してくださったので、おそらく国立農学部卒と勝手に推測。林業女子と言うんでしたっけ？昔日の林業現場からは思いもよらない。
伐採作業は来月から始まるということで、今年の野鳥観察は難しくなるかもしれません。