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初稿 2009/12/23 (最終更新 2010/02/22)

左足怪我をしているヨーロッパトウネンの消息を追ってみる

ヨーロッパトウネン

きっかけ

ヨーロッパトウネン

たまたま、中川左岸で左足を怪我したトウネン(野帳にはヨーロッパトウネンかな？と記入)を見つけたのが最初です。

その後、このヨーロッパトウネンを時々目にし、また WEB 上にも情報が散見されるようになりました。

怪我のおかげで、ちょうどフラッグが付けられたと同じように個体の追跡が可能になったことに気がつき、情報を WEBサーフィンで少し集めてみました。

と、調べていくうちに、自分の 2009/05/10 の中川左岸清砂大橋〜新左近川水門のトウネンの 1羽の写真も、左足ふ蹠と趾の関節の様子から同じ個体らしいことに気がつきました。
渡りのトウネンが通過する時期だったので、あっさりトウネンと決めつけてしまっていたお粗末です。
他人の情報を調べるより、自分の記録を疑え！と。

それも加えて時系列で並べると以下のようになります。

時系列リスト

ヨーロッパトウネン

そして、3ヶ月半のブランクがあって

ヨーロッパトウネン

素人の勝手な考察

ヨーロッパトウネン

以下、春と秋に見た個体が同一であると仮定した推測です。

WEB 上で探す限り、5月まではこの個体の記録は「鳥の雑記帳」さんの中央防波堤(2回)と私の中川左岸(3回)しかありません。
5/10中川左岸から8/25三番瀬までの所在が不明で、東京湾で越夏したのか、怪我をしたまま渡りをしたのかは不明です。
6〜7月の情報があればよいのですが、シギチへの注目度が下がる時期ということもあって見当たりません。

8月の三番瀬で夏羽の損耗具合を見ている方がいらっしゃらないかなぁ。
氏原さんの撮影された怪我をしていない方のヨーロッパトウネンは、見事にボロボロの夏羽でしたが。

9月からは、急に多くの目撃例が上がっています。
居なかったから目撃されなかったのか、それとも三番瀬の珍鳥ヒメハマシギに大勢のカメラマンが詰めかけ、「トウネン似のシギ」に注目が集まった副作用として目撃例が増えたのかもしれません。
ネット情報検索だとどうしても特定の貴重種の情報ばかりが目立ちますので。
9月から10月の三番瀬での情報は上記の他にも実に沢山ありますが、中には誤認かな？と思われるのもあって、時系列で全部並べると冬羽から夏羽に戻ったりおかしなことになります。
その期間は信頼できる方のを選んで一部を挙げています。

そして、ヒメハマシギが去ると、また情報は少なくなりました。

中川左岸→中央防波堤→中川左岸→(108日間の夏季バカンス？)→三番瀬→葛西臨海公園→三番瀬→中川左岸→……と移動しているようです。
中川左岸と葛西臨海公園は近いので、中央防波堤、葛西、船橋の３つのエリアと見ていいかもしれません。

東京湾岸マップ

TolyoBay

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