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**05月18日
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八幡平切留平〜折ヶ島沢 10:40〜12:50
大沼付近はまだちょっと早いかな?と思われたので、切留平から折ヶ島沢林道を少し歩いてみました。標高650mほどで大沼より300m低いです。
ブナやミズナラが薪炭材として切り出され入植地で放牧が行われていた様子が幼い頃の私の記憶にあります。その後一過性のブームで分譲別荘地やスポーツ施設などができたものの、日本中どこにでもある凡庸な別荘地の風景になってしまいました。
かつては野草観察で訪れた辺りも区画造成されてソメイヨシノが咲いているふざけた光景も見られます。分譲地のパンフレットには「樹齢50年のブナの自然林に囲まれ…」。そんな樹齢の揃ったのが自然林などであるはずもなく。
奥に分け入ると、もはや秋田杉とは呼べない殺風景な杉造成林、そして残された広葉樹の2次林は妙に林冠が疎く、林床には笹が多く、かつての原生林の面影は、おそらくもっともっと奥へ。
折ヶ島沢は浅く開けていながら氾濫の跡がありません。上流はブナ貯水池がまだ健在なのでしょう。
ミズバショウが至る所に咲いて(蔓延って?)います。こんなに多い場所じゃなかったような?これも樹相と関係あるのかもしれません。
ブナの芽吹きがちょうど始まっています。ミズナラはもう少し後でしょうか。おそらく数日を待たず緑に包まれるでしょう。北国の短い春は日一日と変わります。 01.ヒガラ [Parus ater]
一番多く聞かれる囀りですが、コメツガやオオシラビソと違ってスギ林では姿はなかなか見つけられません。
04.コマドリ [Erithacus akahige] (と思われる声)
たぶん……、あまり自信はありません。
05.アカゲラ [Dendrocopos major]
ドラミングが大きく響き渡っていたので、傍の木をいくら探しても見つからず。気がついたら「エッ?あんなに遠くから」。
11.エゾムシクイ [Phylloscopus borealoides]
大好きな声です。心が弾む歌声です。
「ことりのさえずり」サイトによると『春の声』だそうで。私にはこの3拍子のさえずりがヨハン・シュトラウスのワルツに重なって聞こえます。 12.メボソムシクイ [Phylloscopus borealis]
声だけは確認しましたが……。
この辺りの標高はエゾ、メボソの棲息領域が重なるのでしょうか。それとも、もっと高地に移動する途中か? |
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