Kazz's FieldNote

野帳 〔2013年03月28日(木) の鳥見のーと〕

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鹿角の気象グラフ 2013/03/28
amedas
八幡平の気象グラフ 2013/03/28
amedas
潮位と気象のデータは気象庁発表のものをgnuplotでグラフ化しています。データの著作権者は気象庁です。

八幡平切留平〜小折ヶ島沢 13:00〜17:00

北海道辺りを通過すると予報されていた低気圧が北に逸れて間宮海峡にいます。天気が少し持ち直しそうに思えたので、急いで昼食をとった後に出掛けてみました。でも、長沼まで行くには出発が遅いので、行けるところまで。
小折ヶ島沢沿いにはスノーモービルが縦横に走り回った跡があります。倒木を鋸で切って通路を作ったりやりたいほうだいですが、国立公園自然保護区の範囲からは外れているので仕方がないのかな。気分は良くないです。
奥に進むとスノーモービルの跡も無くなり、動物の足跡が目立ちますが、自信を持って分かるのはノウサギとニホンカモシカぐらいです。勉強が足りません。
小折ヶ島沢トレース
稜線は既に雪のなくなっている場所もありますが、谷沿いはまだ2m近くはあるでしょうか。
歩き始めは時々青空も見える天気でしたが、1000m以上は厚い雲の中で大荒れのようです。
人の足跡はもちろんありません。何度も小沢に当たるたびに、怪しいスノーブリッジを探して渡りながら谷の奥に進んでいきます。もう一週間もしたら落ちてしまって面倒なことになりそうです。
長沼付近に突き上げる小尾根の取り付き900m付近、ここから上は急に風が強まり霙混じりの風雨に厚いガスが出てきます。ここで引き返しました。

10.ハイタカ [Accipiter nisus]

この一帯はハイタカをよく見かけます。距離は遠かったのですが、スリムな尾で、おそらくハイタカ。

12.クマタカ [Spizaetus nipalensis]

コガラとシジュウカラが急に騒いだので、見上げると長沼方向の稜線の上に猛禽が見えました。ハイタカ属よりは明らかに大きくがっしりした体型と幅広の翼で、おそらくクマタカでしょう。
霙が激しくなり詳細までは分かりませんでした。
天気の良いときにじっくり時間を掛けて観察してみたいです。

13.カワガラス [Cinclus pallasii]

スノーブリッジの下に隠れていて、近づくといきなり飛び出して別のスノーブリッジの下に移ります。

ヤドリギ [Viscum album]

夏にはあまり気付かないのですが、この時期にはヤドリギがとても多く目につきます。
ブナ、ミズナラ、ダケカンバと宿主を問わず見られます。
多いものでは1本の宿主に数10株付いていることもあります。
季節には渡りのレンジャクが多数立ち寄っていることと思います。
ヤドリギの写真 ヤドリギの写真 ヤドリギの写真

ミズナラ [Quercus crispula]

この枯れ木の樹皮を剥いだのは誰でしょう?
ミズナラの写真



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